Extract pleasure from ysteez | 花・緑・食を季節とともにお届けする - ysteez news -
花・緑・食… 季節とともにもっともっと愉しみたい… そんな想いを込めてysteezからのお知らせです。
生活の中でもっと身近に植物を感じられる様な情報を四季折々、皆様のもとへお届けいたします。
- CAFÉ STYLE -
秋…
秋の夜長、食欲の秋、読書の秋… 。
夏のパワーみなぎる感じと異なり、秋はすこし穏やかな気分になりませんか?
ひとりでお気に入りのカフェに行き、のんびりと本を読んだり、久しぶりに手紙を書いてみたり、
音楽を聴きながら物思いにふけったり。
そんな「Café Style」を今回はお届けします。
- 贅沢な時間の秋 -
ショコラマロンムース
ラム酒を利かせたマロンムースに、ローストしたナッツと旬の洋ナシを添えてます。
ちょっと大人なsweetsです。
今回はプレートに盛り付けしましたが、小さなグラスに入れ、ベリーを添えてもおいしそうです。
【材料】
クーベルチュール | 200g |
生クリーム | 180g |
卵黄 | 2個 |
卵白 | 1個 |
粉糖 | 20g |
牛乳 | 100g |
サバトンマロンクリーム | 100g |
ラム酒、ココアパウダー、パイシート |
【作り方】
- クーベルチュールは湯煎で溶かし、生クリームを8分立てにする。
- 卵白はしっかりとメレンゲにする。
- 卵黄と粉糖を混ぜ、温めた牛乳を注ぎ湯煎にかけておく。
- 3を湯煎からはずし、クーベルチュール、ラム酒を加えマロンクリームをむらなく混ぜる。
- 4に生クリーム、メレンゲを加え、型に流しいれ冷蔵庫で冷やし固める。
ひとつのテーブルにこれだけ花が飾られているCafeはないかもしれません。
花に囲まれてホットコーヒーとほろ苦く甘酸っぱいsweetsをいただく。そんな贅沢が月に1回でもできるところを見つけたら、人には教えたくなくなっちゃうかもしれません。
今回はそんな理想のシーンを演出してみました。
先月まではボサが流れていたのに今月はスタンダードジャズが流れていて、きっとここで酌み交わされる2人の会話はスローになっていそう。
季節を自然に感じながら、ゆっくり、のんびり、きままに過ごせる時間は大切ですよね。
【毬栗とラン】
イガグリとオレンジのLAユリだけで初秋の雰囲気がでますが、そこに紫のラン「バンダ」が入ることで空間のアクセントになり、ちょっとリッチなしつらえになります。
food coordinate:tomoko kimura / flower design:yonekura tatsutoshi(ysteez)
- 贅沢な読書の秋 -
秋の実りのフィナンシェ
栗やナッツ、ドライフルーツなどをフィナンシェにたっぷりのせました。
「フィナンシェ」とは仏語で「金持ち」という意味。小さな台形のフィナンシェ型が金塊ににていることからこの名前がついたそうです。
今回は秋の実りがたっぷり金塊にのっているなんて、贅沢なsweetsです。
【材料】
卵白 | 100g |
グラニュー糖 | 180g |
ハチミツ | 20g |
アーモンドプードル | 50g |
薄力粉 | 40g |
バター | 120g |
栗、ドライアップル、巨峰、ナッツ、 ドライクランベリー・・ |
【作り方】
- 焦がしバターを作り、アーモンドパウダー、薄力粉をふるっておく。
- 卵白にグラニュー糖、ハチミツを加え混ぜる。
- 2に粉類を混ぜ、焦がしバターを加える。
- バターを塗った型に生地を流し、180℃のオーブンで約15分焼く。
Cafeの中なのに河原のススキの草むらを切り取ったかのような場所でsweetsをつまみながらひとりで読書。次はそんな妄想の空間を演出してみました。
ここは自動車の修理工場だった場所がCafeになったので、一面壁がシャッターという面白い空間。
「このシャッターのしましまとススキのしましまを合わせたかったんです」とデザイナー高澤。
何冊もため込んでいた本を持ち込んでひたすら読みあさる。あまりに居心地がよすぎて何時間もお客さんが居座ったらCafeの運営は成り立たないかもしれません(笑)
でも、そんなお客さんが集まる場所が愛される場所になるんだと思います。
タカノハススキ(鷹の羽薄)
イネ科ススキ属 / 学名: Miscanthus sinensis cv. Zebrinus
ゼブラグラスとも呼ばれるシマシマ模様が特徴のススキです。
鷹の羽は矢の矢羽根の材料ということからヤバネススキとも呼ばれます。
秋が深くなると一般的な薄と同様に穂がでてきます。
food coordinate:tomoko kimura / flower design:shoko takazawa(Geckou)
- 季節の花材を使ってほかの空間もちょっと演出してみました -
今回撮影場所として貸していただいたのは、岩本町にあるOnEdrop cafeさん。
季節の花材を使ってほかの空間もちょっと演出してみました。
たくさん置かれている本の隙間。
バンダの根を丸めて籠のようにして、
その中に秋をつめました。
カウンターにもちょっと飾るだけで
いつもとは違う雰囲気に
レンゲショウマ(蓮華升麻)
金鳳花(きんぽうげ)科
学名: Anemonopsis macrophylla Sieb. et Zucc.
キンポウゲ科の多年草。一属一種の日本特産の花です。
花が蓮の花に、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)ににていることからこの名がついたそうです。
うつむきかげんに咲く姿が魅力です。
【extract pleasure from ysteez】 vol.2 (9月号)
この制作によって夏から秋への移り変わりの1か月という時間をとても早く感じました。
最近のスーパーの食品売り場では、季節の変化はそんなにないですよね。昔に比べると花屋も季節感がなくなってきているとは思います。
花市場ではキャベツやジャガイモなどと同じように1年中欠かさずあるのは「バラ」です(バラの旬は5月)。
でも、夏場のバラは気温が高いせいで花(花頭)が小さくなってしまうのです(旬の時期の1/2~2/3ぐらいの大きさ)。
だから、バラの花の大きさがだんだん大きくなっていくのを見ていると、私たちは秋が深まっていくのを感じるのです。もちろん「ワレモコウ」「リンドウ」「コスモス」… など秋の花がそれを助長しているのですが。
9月の終わりごろには「キンモクセイ」の薫りが初秋から秋に入ったことを教えてくれます。
キンモクセイの薫りを堪能したあとぐらいに【extract pleasure from ysteez】vol.3をお届けします。
food coordinate : tomoko kimura
flower design : tomoko miura / shoko takazawa (flower disign studio Geckou 主宰) / ysteez(green communication disign)
【撮影協力】 OnEdrop cafe. 東京都千代田区岩本町2丁目9-11 03-5829-6822 営業時間 15:00~翌2:00 日曜祝日休み